有限状態機械は、へんてこな機械のことではありません。有限状態機械はプログラムの書き方のことなのです。有限状態機械はふつうFSMと呼ばれます。
FSMは二つの部分からなっています。初めに何が起こっているかが示され、次に選択可能な複数の選択肢を示す矢印が与えられます。選択にそって、矢印の向きに進みます。
FSMはゲームのストーリーを作るのに向いています。上は、財宝を探すためのゲームです。スタートから始めて、ゴールにたどり着くまで、矢印に従って進んでみてください。
これは、ある家の中を動き回るFSMのサンプルです。
この家を歩き回るプログラムを作ってみましょう。まずはじめに、すべての部屋に番号をふります。
さあ、プログラミングを始めましょう。FSMのプログラミングをするときは、まずコンピュータにどの部屋にいるかを教えないといけません。部屋番号1から始めましょう。
そして、コンピュータは、どこの部屋にいるかによって、異なるメッセージを伝えないといけません。
コンピュータはあなたがどこに行きたいか聞かないといけません。その行き先に基づいて、コンピュータは部屋番号を変更します。
部屋を動いた後、コンピュータは初めに戻って新しい部屋について表示しないといけません。この実現にループを使うこともできます。
出来上がり!プログラムを走らせてみよう。いろんな部屋を動き回ることができますね。
FSMを使って上に出てきた宝探しゲームをコンピュータでプログラミングしてみよう。そして、自分だけのFSMゲームも作ってみよう。